メモ
Claude CodeからGeminiを利用する方法についてのメモ。 MCPサーバーを使うことで、Claude CodeのセッションからGeminiの機能を呼び出すことができる。
主な選択肢として以下がある。
- gemini-mcp-tool: Gemini CLIラッパー(大規模ファイル分析向け)
- mcp-gemini-cli: シンプルなGemini CLIラッパー
- @rlabs-inc/gemini-mcp: 多機能なGemini統合サーバー
- gemini-mcp-server: 多機能なGemini CLIラッパー
MCPサーバーのスコープ設定
Claude CodeでMCPサーバーを追加する際、-s
オプションでスコープを指定できる。
| スコープ | オプション | 設定ファイル | 用途 |
|---|---|---|---|
| ユーザー | -s user |
~/.claude.json |
どのプロジェクトでも使いたい場合 |
| プロジェクト | -s project |
.mcp.json(リポジトリ内) |
特定プロジェクトのみで使う場合 |
Gemini連携は汎用的なツールなので、ユーザースコープ(-s user)での設定が便利。
以下の各ツールのインストール例では、用途に応じてスコープを調整すること。
gemini-mcp-tool
gemini-mcp-tool はGemini CLIのMCPサーバーラッパー。 Geminiの大規模トークンウィンドウを活用し、大規模ファイル分析やコードベース理解に適している。
特徴
- Gemini CLIの大規模トークンウィンドウを活用
- サンドボックスでのコード実行に対応
- @構文によるファイル/ディレクトリ参照
提供機能
| ツール名 | 説明 |
|---|---|
| ask-gemini | ファイル解析や一般的な質問への回答 |
| sandbox-test | Geminiのサンドボックスでコード/コマンドを安全に実行 |
スラッシュコマンドとして
/analyze、/sandbox、/help、/ping
も提供。
インストール
前提として、Gemini CLIのインストールと認証を完了しておく必要がある。
Claude Codeでのセットアップ:
1 | $ claude mcp add gemini-cli -s user -- npx -y gemini-mcp-tool |
または、設定ファイル(~/.claude.json
など)に直接記述:
1 | { |
ユースケース
- 大規模なコードベースの分析
@largefile.jsのような構文でファイルを指定して解析- サンドボックス環境でのコードテスト
mcp-gemini-cli
mcp-gemini-cli はGemini CLIのシンプルなMCPサーバーラッパー。 MCP Gemini CLI入門:Claude CodeとGeminiの連携でAIコーディングを強化する に詳しい解説がある。
特徴
- シンプルな設計で3つの機能を提供
- Gemini CLIの認証を利用
提供機能
| ツール名 | 説明 |
|---|---|
| googleSearch | Gemini経由でGoogle検索を実行 |
| chat | Geminiとの直接会話 |
| analyzeFile | 画像、PDF、テキストファイルの分析 |
インストール
前提として、Gemini CLIの認証を完了しておく必要がある。
1 | $ claude mcp add -s user gemini-cli -- npx @choplin/mcp-gemini-cli --allow-npx |
ユースケース
- 「Geminiに最新のNext.js 15の新機能を検索してもらって」
- 「Geminiにこのエラーメッセージの解決方法を聞いて」
@rlabs-inc/gemini-mcp
RLabs-Inc/gemini-mcp はGemini 3モデルとの統合を提供する多機能なMCPサーバー。 30以上のツールを提供し、画像生成、動画生成、コード実行など幅広い機能が利用可能。
特徴
- 30以上のツールを提供
- Gemini API Keyを使用(無料で取得可能)
- 画像生成(最大4K)、動画生成(Veo 2.0)、TTSなど
主な機能
| カテゴリ | 機能 |
|---|---|
| コンテンツ生成 | 画像生成、動画生成、TTS(30種類の音声) |
| Web統合 | リアルタイム検索、YouTube動画分析 |
| ドキュメント処理 | PDF/DOCX分析、テーブル抽出、要約 |
| コード実行 | Python実行(numpy, pandas, matplotlib対応) |
| AI推論 | Geminiへの直接クエリ、思考レベル調整 |
インストール
Google AI Studio からGemini API Keyを取得し、以下のコマンドでインストール。
1 | $ claude mcp add gemini -s user -- env GEMINI_API_KEY=YOUR_KEY npx -y @rlabs-inc/gemini-mcp |
グローバルインストールの場合:
1 | $ npm install -g @rlabs-inc/gemini-mcp |
設定オプション
| 環境変数 | 説明 |
|---|---|
| GEMINI_API_KEY | 必須。Google AI Studioで取得 |
| GEMINI_OUTPUT_DIR | 生成ファイルの保存先(デフォルト: ./gemini-output) |
| VERBOSE | 詳細ログの有効化 |
gemini-mcp-server
gemini-mcp-server はGemini CLIをラップした多機能なMCPサーバー。 「ClaudeにGeminiの巨大コンテキストウィンドウのスーパーパワーを与える」というコンセプトで開発されている。
特徴
- Geminiの100万トークン超のコンテキストウィンドウを活用
- 5つのツールによる多機能性
- VS Code、Cursorなど複数のIDE対応
提供機能
| ツール名 | 説明 |
|---|---|
| gemini | ファイルやコードベースをGeminiの大規模コンテキストで分析 |
| web-search | Google検索グラウンディング対応のWeb検索 |
| analyze-media | 画像、PDF、スクリーンショットの処理 |
| shell | シェルコマンドの生成・実行 |
| brainstorm | 構造化手法による創造的なアイデア出し |
インストール
前提として、Gemini CLIのインストールと認証を完了しておく必要がある。
1 | $ npm install -g @google/gemini-cli |
Claude Codeでのセットアップ:
1 | $ claude mcp add gemini-cli -s user -- npx -y @tuannvm/gemini-mcp-server |
ユースケース
- 大規模なコードベースの分析
- Web検索を組み合わせた調査
- 画像やPDFの分析
- アイデアのブレインストーミング
どれを選ぶか
| 観点 | gemini-mcp-tool | mcp-gemini-cli | @rlabs-inc/gemini-mcp | gemini-mcp-server |
|---|---|---|---|---|
| 導入の手軽さ | ◎ | ◎ | ○ API Key取得が必要 | ◎ |
| 機能数 | ○ 2機能+コマンド | △ 3機能 | ◎ 30+機能 | ○ 5機能 |
| 用途 | 大規模ファイル分析、サンドボックス | 検索・対話・ファイル分析 | 画像/動画生成、コード実行など多目的 | コードベース分析、Web検索、メディア分析 |
| 依存関係 | Gemini CLI | Gemini CLI | なし(API直接利用) | Gemini CLI |
| 特徴 | 大規模トークンウィンドウ活用 | シンプル | 多機能 | バランス型、IDE対応 |
- 大規模コードベースの分析には gemini-mcp-tool
- シンプルに検索や対話を追加したい場合は mcp-gemini-cli
- 多機能な統合が必要な場合は @rlabs-inc/gemini-mcp
- バランスの良い機能とIDE対応が欲しい場合は gemini-mcp-server
筆者は現在 gemini-mcp-server を使用している。