Gemini with Claude Code

メモ

Claude CodeからGeminiを利用する方法についてのメモ。 MCPサーバーを使うことで、Claude CodeのセッションからGeminiの機能を呼び出すことができる。

主な選択肢として以下がある。

  1. gemini-mcp-tool: Gemini CLIラッパー(大規模ファイル分析向け)
  2. mcp-gemini-cli: シンプルなGemini CLIラッパー
  3. @rlabs-inc/gemini-mcp: 多機能なGemini統合サーバー
  4. gemini-mcp-server: 多機能なGemini CLIラッパー

MCPサーバーのスコープ設定

Claude CodeでMCPサーバーを追加する際、-s オプションでスコープを指定できる。

スコープ オプション 設定ファイル 用途
ユーザー -s user ~/.claude.json どのプロジェクトでも使いたい場合
プロジェクト -s project .mcp.json(リポジトリ内) 特定プロジェクトのみで使う場合

Gemini連携は汎用的なツールなので、ユーザースコープ(-s user)での設定が便利。 以下の各ツールのインストール例では、用途に応じてスコープを調整すること。

gemini-mcp-tool

gemini-mcp-tool はGemini CLIのMCPサーバーラッパー。 Geminiの大規模トークンウィンドウを活用し、大規模ファイル分析やコードベース理解に適している。

特徴

  • Gemini CLIの大規模トークンウィンドウを活用
  • サンドボックスでのコード実行に対応
  • @構文によるファイル/ディレクトリ参照

提供機能

ツール名 説明
ask-gemini ファイル解析や一般的な質問への回答
sandbox-test Geminiのサンドボックスでコード/コマンドを安全に実行

スラッシュコマンドとして /analyze/sandbox/help/ping も提供。

インストール

前提として、Gemini CLIのインストールと認証を完了しておく必要がある。

Claude Codeでのセットアップ:

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$ claude mcp add gemini-cli -s user -- npx -y gemini-mcp-tool

または、設定ファイル(~/.claude.json など)に直接記述:

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{
"mcpServers": {
"gemini-cli": {
"type": "stdio",
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"gemini-mcp-tool"
],
"env": {}
}
}
}

ユースケース

  • 大規模なコードベースの分析
  • @largefile.js のような構文でファイルを指定して解析
  • サンドボックス環境でのコードテスト

mcp-gemini-cli

mcp-gemini-cli はGemini CLIのシンプルなMCPサーバーラッパー。 MCP Gemini CLI入門:Claude CodeとGeminiの連携でAIコーディングを強化する に詳しい解説がある。

特徴

  • シンプルな設計で3つの機能を提供
  • Gemini CLIの認証を利用

提供機能

ツール名 説明
googleSearch Gemini経由でGoogle検索を実行
chat Geminiとの直接会話
analyzeFile 画像、PDF、テキストファイルの分析

インストール

前提として、Gemini CLIの認証を完了しておく必要がある。

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$ claude mcp add -s user gemini-cli -- npx @choplin/mcp-gemini-cli --allow-npx

ユースケース

  • 「Geminiに最新のNext.js 15の新機能を検索してもらって」
  • 「Geminiにこのエラーメッセージの解決方法を聞いて」

@rlabs-inc/gemini-mcp

RLabs-Inc/gemini-mcp はGemini 3モデルとの統合を提供する多機能なMCPサーバー。 30以上のツールを提供し、画像生成、動画生成、コード実行など幅広い機能が利用可能。

特徴

  • 30以上のツールを提供
  • Gemini API Keyを使用(無料で取得可能)
  • 画像生成(最大4K)、動画生成(Veo 2.0)、TTSなど

主な機能

カテゴリ 機能
コンテンツ生成 画像生成、動画生成、TTS(30種類の音声)
Web統合 リアルタイム検索、YouTube動画分析
ドキュメント処理 PDF/DOCX分析、テーブル抽出、要約
コード実行 Python実行(numpy, pandas, matplotlib対応)
AI推論 Geminiへの直接クエリ、思考レベル調整

インストール

Google AI Studio からGemini API Keyを取得し、以下のコマンドでインストール。

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$ claude mcp add gemini -s user -- env GEMINI_API_KEY=YOUR_KEY npx -y @rlabs-inc/gemini-mcp

グローバルインストールの場合:

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$ npm install -g @rlabs-inc/gemini-mcp

設定オプション

環境変数 説明
GEMINI_API_KEY 必須。Google AI Studioで取得
GEMINI_OUTPUT_DIR 生成ファイルの保存先(デフォルト: ./gemini-output)
VERBOSE 詳細ログの有効化

gemini-mcp-server

gemini-mcp-server はGemini CLIをラップした多機能なMCPサーバー。 「ClaudeにGeminiの巨大コンテキストウィンドウのスーパーパワーを与える」というコンセプトで開発されている。

特徴

  • Geminiの100万トークン超のコンテキストウィンドウを活用
  • 5つのツールによる多機能性
  • VS Code、Cursorなど複数のIDE対応

提供機能

ツール名 説明
gemini ファイルやコードベースをGeminiの大規模コンテキストで分析
web-search Google検索グラウンディング対応のWeb検索
analyze-media 画像、PDF、スクリーンショットの処理
shell シェルコマンドの生成・実行
brainstorm 構造化手法による創造的なアイデア出し

インストール

前提として、Gemini CLIのインストールと認証を完了しておく必要がある。

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$ npm install -g @google/gemini-cli

Claude Codeでのセットアップ:

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$ claude mcp add gemini-cli -s user -- npx -y @tuannvm/gemini-mcp-server

ユースケース

  • 大規模なコードベースの分析
  • Web検索を組み合わせた調査
  • 画像やPDFの分析
  • アイデアのブレインストーミング

どれを選ぶか

観点 gemini-mcp-tool mcp-gemini-cli @rlabs-inc/gemini-mcp gemini-mcp-server
導入の手軽さ ○ API Key取得が必要
機能数 ○ 2機能+コマンド △ 3機能 ◎ 30+機能 ○ 5機能
用途 大規模ファイル分析、サンドボックス 検索・対話・ファイル分析 画像/動画生成、コード実行など多目的 コードベース分析、Web検索、メディア分析
依存関係 Gemini CLI Gemini CLI なし(API直接利用) Gemini CLI
特徴 大規模トークンウィンドウ活用 シンプル 多機能 バランス型、IDE対応
  • 大規模コードベースの分析には gemini-mcp-tool
  • シンプルに検索や対話を追加したい場合は mcp-gemini-cli
  • 多機能な統合が必要な場合は @rlabs-inc/gemini-mcp
  • バランスの良い機能とIDE対応が欲しい場合は gemini-mcp-server

筆者は現在 gemini-mcp-server を使用している。

参考

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