モジュール開発クイックスタート
概要
AI指示書キットのモジュール開発を始めるための最短ガイドです。10分で最初のモジュールを作成できます。
必要な前提知識
- Markdown記法の基礎
- YAMLの基本的な書き方
- ターミナル/コマンドラインの基本操作
Step 1: 開発環境の確認
# プロジェクトルートに移動
cd /path/to/AI_Instruction_Kits
# 検証スクリプトが動作するか確認
./scripts/validate-modules.sh --help
Step 2: 最初のモジュールを作成
2.1 テンプレートをコピー
# 簡単なタスクモジュールを作成する例
cp templates/ja/task_template.md modular/ja/modules/tasks/my_first_task.md
cp templates/ja/task_template.yaml modular/ja/modules/tasks/my_first_task.yaml
2.2 YAMLメタデータを編集
modular/ja/modules/tasks/my_first_task.yaml
を開いて編集:
id: "task_my_first_task"
name: "私の最初のタスク"
version: "1.0.0"
category: "tasks"
description: "モジュール作成の学習用サンプルタスク"
author: "あなたの名前"
created_date: "2025-01-26"
updated_date: "2025-01-26"
# モジュールタイプ(詳細版か簡潔版か)
module_type: "concise"
# タグ(検索用)
tags:
- "sample"
- "learning"
- "basic"
# 依存関係(必要に応じて)
dependencies: []
# 対象ユーザー
target_users:
- "モジュール開発初心者"
- "学習者"
2.3 Markdownファイルを編集
modular/ja/modules/tasks/my_first_task.md
を開いて編集:
---
# フロントマター(YAMLと同じ内容)
id: "task_my_first_task"
name: "私の最初のタスク"
version: "1.0.0"
---
# 私の最初のタスク
## 目的
## 手順
### 1. 準備
-
-
### 2. 実行
1.
2.
3.
### 3. 確認
-
## 出力形式
## 使用例
**入力**:
objective: “簡単なWebページを作成する” step_1: “HTMLファイルを作成” step_2: “CSSでスタイリング” step_3: “ブラウザで確認”
**出力**:
```html
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title></title>
</head>
<body>
<h1></h1>
<p></p>
</body>
</html>
注意事項
- セキュリティを考慮すること ```
Step 3: 検証
3.1 基本検証
# メタデータの妥当性をチェック
./scripts/validate-modules.sh
3.2 サイズチェック
# サイズ基準に適合しているかチェック
./scripts/validate-modules.sh --check-size
期待される出力:
🔍 モジュールメタデータ検証を開始します...
📏 サイズチェック: 有効
📂 言語: ja
📁 カテゴリ: tasks
✓ my_first_task.yaml
Step 4: 改善のサイクル
- 検証結果を確認
- エラーがあれば修正
- 警告があれば検討
- 内容を充実
- より具体的な手順を追加
- 実用的な例を増やす
- 変数プレースホルダーを適切に配置
- 再検証
- サイズ基準(簡潔版: 50-200行)を確認
- 内容の一貫性をチェック
よくある問題と解決法
Q1: 「module_id命名規則違反」の警告が出る
A: idがカテゴリのプレフィックスで始まっていない
解決: tasks カテゴリなら "task_" で始める
例: "task_my_first_task"
Q2: サイズが基準を超えている
A: 簡潔版は200行以下に抑える
解決:
- 冗長な説明を削除
- 詳細は別の詳細版モジュールに移動
- 重要なポイントのみ残す
Q3: 変数プレースホルダーの使い方が分からない
A: 形式で記述
例: 、
ユーザーがカスタマイズできる部分に使用
次のステップ
- 02-development-guide で詳細な開発方法を学ぶ
- 03-template-guide でテンプレートを活用する
- examples/ で他のモジュール例を参考にする
- より複雑なモジュールに挑戦する
チェックリスト
作成したモジュールが以下を満たしているか確認:
- YAMLメタデータが正しく設定されている
- idの命名規則に従っている(カテゴリプレフィックス)
- サイズ基準に適合している(簡潔版: 50-200行)
- 変数プレースホルダーが適切に使用されている
- 実用的な例が含まれている
- validate-modules.sh で検証が通る
- 目的と手順が明確に記載されている
これで最初のモジュールが完成です!🎉
次は 02-development-guide でより高度な開発方法を学びましょう。