Information about trends in 2020

参考

ガートナー

データ・ファブリック

DNAコンピューティング

アダプティブラーニング

デジタル・ツイン

IOWN

メモ

オープンになっている情報を中心に既存情報を軽くまとめる。 特にデータ処理、データ活用との関連を探る。

先進テクノロジのハイプ・サイクル:2020年

ガートナー、「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」を発表 の記事によると、 2020/8/19にハイプ・サイクルが発表された。

記事冒頭で触れられているとおり、COVID-19の影響は否定できない。 例ではヘルス・パスポート、ソーシャル・ディスタンシング・テクノロジが挙げられていた。 記載されているととおり、「過度な期待」として初登場する技術は少ないのだが、 それに該当するということで注目されている。

挙げられていたトレンドと所感

  • デジタル・ミー
    • つまりは、デジタル・ツイン
    • 多分にもれずデジタル・ツイン関連は取り上げられていた。
    • 過去になかったデータを使うようになるという側面はあるが、 それに合わせた新たなアーキテクチャが必要になるか。
      • 過去のブーム面との例
        • 大量の顧客行動情報、ログ:非構造データ処理に適した並列分散処理フレームワーク(MapReduceなど)
        • 大量の画像データ:深層学習
        • 大量のセンサーデータ:IoT、ストリーム処理
        • 大量のデジタル・ツイン・データ:?
  • コンポジット・アーキテクチャ
    • 一言で言うとデータ・ファブリック※1を基礎としたアーキテクチャ
      • ※1)つまりオンプレ、クラウドに点在するデータを最適な場所に配置し、いつでも利用可能にする
    • 重要なのは柔軟性を実現するという目論見
    • 柔軟性を求める組織に必要とされるアーキテクチャと考えることもできそうだ
  • フォーマティブAI
    • 一言で言うと状況に動的に対応するAI
    • 動的に適応していく、さらに突き詰めると「自律的に…」というニュアンスが生じそう
    • AIに関する倫理の議論と関連すると考えられる。
  • アルゴリズムによる信頼
    • 一言で言うと、責任ある権限に基づく信頼モデルから、アルゴリズムによる信頼への転換
  • シリコンの先へ

個人的にピックアップしたキーワードと所感

週刊ダイヤモンド 2020年12/12号

週刊ダイヤモンド 2020年12/12号 の中に、 「NTT帝国の逆襲」という特集記事がある。

技術というより、事業職が強いが念の為に(あえて)技術に関連するキーワードだけ述べる。 なお、この書籍で重要なのは、本来はどちらかというとビジネス戦略側面である。 詳細は当該書籍を参照されたし。

技術キーワード

  • IOWN構想
    • 光ファイバー、ネットワーク転送、音声等のNTT特許数は圧倒的である。
    • 電力効率100話い、伝送容量125倍、遅延を200分の1を目指す
    • 光電子融合型の光トランジスタ開発によりリード。
  • O-RAN
    • 通信規格を主導。オープン化で囲い込みを打破する。
  • V-RAN
    • 通信の仮想化

IOWN公開情報

あくまで公開された情報ではあるがリスト化しておく。

  • IOWN公式ウェブサイト
    • 概要や目指しているところを理解できるコンテンツが公開されている
    • 構成要素は以下の通り。
      • 「オールフォトニクス・ネットワーク」
        • 「大容量光伝送システム・デバイス」、「イジングマシン」、「光格子時計ネットワーク」
      • 「デジタルツインコンピューティング」
        • 「多様な産業やモノとヒトのデジタルツインを自在に掛け合わせて演算を行う」ことが特色
      • 「コグニティブ・ファウンデーション」
        • ICTリソースを全体最適に調和させ、必要な情報をNW内に流通させる。
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